最強のファミレススイーツ図鑑を作ってモテたい
みなさんこんにちは。カピバラです。
皆さんモテてますか?
カピバラはモテてないです。
皆さんモテたくないですか?
カピバラはモテたいです。
どうすればモテるのか、三日三晩「モテ」について考えた結果、こんなことを思いつきました。
あ、安直な発想だなって思いました?
いいんです。カピバラなんで。
カピバラ印のオリジナルスイーツ図鑑を作り、女性の「こんなスイーツが食べた〜い」というリクエストに、「あ、それならこの店がおすすめだよ。」と即座に提案できたらきっとモテるはず。
否、モテなくちゃ困る。
なぜならカピバラは「俺、いい店知ってるよ」と答えられる男性に非常に憧れているからです。頼む。モテててくれ。
なんですか???
原宿のおいしいクレープ?????
あ〜〜〜〜〜〜〜〜
あ〜〜〜〜〜ん〜〜〜〜〜んんんんんんん〜〜〜〜
んんんんんんんんんんんんんん〜
そんなもんは食べログかなんかで調べてください!!!今回作るのは、そんな全国津々浦々の有名スイーツを網羅したものじゃありません!!!!
何を作るかといいますと…
なぜファミレスなのか。
それは人気エリアのオシャレ店にカピバラが入れるわけがないからです。
オシャレなスイーツが食べたい人は、そのへんのスマートイケメンにでも連れて行ってもらってください。
次にオシャレエリアの名前を出したら、ひっさつまえばを食らわしますからね。
はいはい!帰った帰った!
よし。これでオシャレスイーツを望みし悪魔は消え去りましたかね?
それでは始めましょう!
調査方法
- 調査対象のファミレスチェーンをリストアップ
- 公式サイトに掲載されているスイーツをスプレッドシートに入力
たったの2STEP!誰にでもできる簡単な作業です。
調査スタート!!
まずは調査するファミレスをリストアップしましょう。今回はこの記事に載っていた、人気ファミレスTOP10のスイーツを調べます。
ファミレスのグランドメニューから、スイーツを確認し、名前や値段などを入力します。
150件ほど集まりました。味や種類をスイーツの見た目や名前から判断し、追加していきます。
途中ガストのピーチメルバトライフルがなんなのかわからず、「カピバラはガストのスイーツすら理解できないんだ」と涙を流したりもしましたが、そんなショッキングな出来事にもめげず、ひたすらゴールを目指してタイピングを繰り返しました。
脳内ではサライがエンドレスリピートしています。
そして…
ついに図鑑が完成し、どんなリクエストにも即座に応えられるようになりました。
カピバラ史を揺るがす、爆モテ間違いなしのこのスイーツ図鑑ですが、まだ少しだけ不安なので、女性に使用する前に一度テストプレイしてみることにします。
テストプレイの方法
このような流れで行います。友人の協力が必要になるので、暇そうな3名に声をかけたところ、快諾してもらえました。
今回協力してくれる被験者(モルモット)はこちらです。
Aくん
出会って5年ほどになるが、いまだに掴み所がない謎の人物 かなりの甘党
Bくん
甘いものとしょっぱいものを交互に出してもらえれば、無限に食べられると豪語する
Cくん
被験者(モルモット)の中で、唯一の既婚者
STEP1 友人がカピバラにスイーツをリクエスト
なるべく「今食べたいもの」を用意できるように、前日にリクエストをもらいます。
テストプレイに相応しいリクエストが揃いました。
と、ここで問題が発生します。
「あれ?これって明日行くんだっけ」
「そうだよ」
「まずい」
「何が?」
「コンビニで万引きする予定入れちゃった!」
「窃盗に行くってこと?」
「そう」
「引き止めた方がいい?」
「止めないで!ごめん!盗ってきたやつはお詫びにお裾分けするから!」
というわけで、急遽Aくんの離脱が決定してしまいました。
まぁもうすぐ前科持ちになるやつに審査されるのも癪ですし、今回はBくん、Cくんのリクエストに応えることにします。
リクエストスイーツの選定
まずはBくんのリクエストスイーツを決めましょう。
チョコで、且つフルーツがのっているようなさっぱりしたもの…。量も多い…。
出ました。条件にピッタリ合致しています。Bくんに提供できるスイーツはこれしかありません。
次はCくんのリクエストスイーツを決めます。
抹茶で、生クリームがのっていて全体的に冷たいスイーツ…。
これもすぐにでました。抹茶味のスイーツは複数ありますが、全体的な冷たさで言えば、これに勝るものはないでしょう。
ふたりのリクエストにピッタリあったスイーツを用意できました。こんなに早く見つけられるなんて。既にこの図鑑の凄まじい威力を感じています。
明日はついにこのスイーツ図鑑の素晴らしさをみんなに見せられる日。
今日は早めに寝ましょう。
おやすみなさい。
「みなさん、こんにちは。本日はお集まり頂きありがとうございます。」
「お昼ご飯は食べましたか?」
「「食べてない」」
「カピバラもまだなので、まずはお昼ご飯を食べましょう。早速ファミレスに移動します!」
「つきました!」
「ココスだ」
3人とも死ぬほどお腹が空いているのに、お昼時の12時過ぎに来てしまったため、ココスはすでに7組待ちの激混みです。
番号が呼ばれるまで待ちます。
ようやく番号が呼ばれました。席につきます。
スイーツの前にまずは腹ごしらえです。ランチを注文しましょう。
「なんでも美味しそうに見えるな」
「お腹すいた。ご飯大盛りにしちゃお」
流石ファミレス。ほぼ待ち時間なく、まずはBくんの料理が運ばれてきました。
Cくんとカピバラの分もきました。
「Cくんちょっとご飯多くない?」
「お腹空いてるし、これくらいは余裕!いただきまーす」
ムシャムシャ…ムシャムシャ…
ムシャムシャ…
ムシャ…
〜10分後〜
「お腹いっぱい!」
「よかったよかった!」
「大満足すぎる。もう帰ってもいいな」
「今日ってココスの一番おいしいハンバーグを決めようの会だったっけ?
俺はやっぱ包み焼きハンバーグだと思う!よし!解散!!!」
「黙れハナタレ小僧」
「今日はカピバラお手製の最強ファミレススイーツ図鑑の存在意義を証明する日」
「まだ貴様らを帰すわけには行かぬ」
STEP2 リクエストにあったスイーツをカピバラが提案
「では、まずはBくんのリクエストスイーツから行きましょう。」
「どんとこい超常現象」
「まず、自分のリクエスト覚えてる?」
「チョコで、さっぱり爽やかに食べられて、量があるやつ」
「そうそう」
「たぶん、完璧だと思う。もうリクエストそのまんまのスイーツが来る」
「イェーイ!楽しみ」
「Bくんのリクエストスイーツはこちら!
ホットチョコ&ベリーココッシュです!!」
「わー、すごいボリューム」
「そうでしょそうでしょ、はいチョコかけて」
「ほい」
「チョコ多いな。てっぺんが暗黒になっちゃった」
「しかもチョコがあちあちだから、凄い勢いでアイスが溶けてく」
「急いで食べよう」
「どう?」
「うまい!!!!!」
「やったー!!!!!」
「チョコだし、フルーツものってて爽やか感もある。リクエスト通りだ」
「アイスが結構さっぱりしてるから、どんどん食べられる。甘すぎないね」
「うれしすぎ!!!!!」
「ではリクエストスイーツの評価を聞こうか」
「いや本当に言った通りのスイーツがでてきてびっくりした!」
「でしょうね!!!!!」
「それではBくんに最後の質問です!
今日、リクエストスイーツ企画がなかったとしたら、デザートに何を注文してましたか?」
「これかな」
「えっ!?!?!?!?!!?」
「ガトーショコラ好きだから」
「ちょっと待って!!!!チョコでしかないじゃん!!!!!
さわやかさどこ!?!?フルーツものってないし、ボリュームもないよ!?!?!?」
「さわやかさは……上にミントがある」
「ふざけるな!!!!!」
「いてててててて」
「お前ミント食うんか!!!!!!!!
食わんだろ!!!!!食わんだろ!!!!!!!!」
「痛い痛い」
「今までの人生で捨ててきたミント、拾ってこい!!!!!!!!!
それを全部食うまで二度と口を開くな!!!!!!!」
「カピバラのことを!!!!舐めるな!!!!!!」
「……夢か」
「夢じゃないよ」
STEP2 リクエストにあったスイーツをカピバラが提案(2回目)
「気を取り直して、次はCくんのリクエストスイーツです。自分のリクエスト覚えてる?」
「なんだっけ」
「覚えといてよ。抹茶で生クリームのってて全体的に冷たいやつでしょ」
「そうだったかも」
「じゃあ注文するね」
「今度こそ完璧にリクエストに応えられたと思う」
「わあ!いただきます!」
「サーティワンでもだいたい抹茶アイスを頼む、無類の抹茶好きだからこの抹茶尽くしは最高!!!」
「そうでしょうそうでしょう」
「美味しい!!!!」
「生クリームもたっぷりだ!!!」
「Cくんの満足そうな顔を見られてカピバラも嬉しいよ」
「おいし〜〜〜〜〜〜」
「………ふぅ」
「??」
「…お腹いっぱいになってきた」
「…………」
「ご飯大盛りにするからだろうが!!!!!!!!!」
「………ごめん」
「今日はスイーツを食べる日だっていったじゃん!!!!!!!」
「……………ごめん」
「食べるの遅すぎてもうかき氷がただの緑の汁になってるよ!!!!!!」
「あはは、本当だ。メダカの養殖によさそうな色してる」
STEP3 提案したスイーツを友人が審査
「まぁもういいよ…無理して食べるもんでもないし。
リクエストスイーツの評価を聞こうか」
「本当にリクエストそのまんまのスイーツだった!抹茶だし!生クリームのってたし、全体的に冷たいし!!!」
「YES!!!!!!」
「じゃあ最後に!今日のリクエストスイーツがもしなかったら、デザートはなにを注文していましたか?」
「これだな」
「ふざけるな!!!!!!!!!!」
「なんだよモンブランかき氷って!!!!!どこからでてきた!!!!!!!」
「入り口にポスター貼ってあって、それ見た時から今日はモンブランかき氷だなって」
「抹茶って言ったじゃん!!!!!!!!」
「モンブランかき氷見せられちゃったから」
「納得できない!!!!!!!!!!!」
みなさんいかがでしたか?
リクエストに合ったお店の提案はカピバラの思った数億倍、恋愛上級者のテクニックだということがわかりました。
恋愛初心者のカピバラはこんな小手先の技を使うのではなく、まずコンビニの女性店員さんに、元気にお礼をいうことから始めてみたいと思います。
〜その後〜
窃盗から帰ってきたAくんと合流しました。大量の盗品を抱えて、Aくんは嬉しそうです。
ありがとう!Aくん!